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【防火性能を高める石膏ボード】
こんにちは! 柏倉建設の広報チームです。
もし火災が発生したとき、延焼を防ぐのに有効な石膏(せっこう)ボード。その石膏が建築資材として利用されはじめたのは、紀元前7000年頃のエジプトというのをご存じでしょうか。石膏は丈夫なので王の棺(ひつぎ)に使われていたほか、道路舗装にも利用されていたんです。
長い時を経て、石膏ボードが誕生したのは1902年のアメリカ。その影響を受け、日本では1912年(大正元年)から本格的に製造が開始されました。1923年に起きた関東大震災では、隣接する銀行などが火災を出すなか、石膏ボードを採用していた帝国ホテルは火災から免れました。それがきっかけで、石膏ボードが広まったといわれています。
はるか昔から重宝されてきた石膏ですが、水に弱いという弱点があるため、内装材として利用されるのが一般的でした。ところが最近は改良が重ねられ、外壁の下地用として利用できるものも出ています。
※画像はイメージ
私たち柏倉建設にとっても石膏ボードはなくてはならない建材で、地域の法令などに則ってどの住宅にも採用しています。より防火性能を求められるお客さまには、3重張りにして設置したこともあるんです。
防災意識を高めることはとても重要ですので、今後の家づくりの参考にしていただけたらと思います。