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【坪単価の「坪」ってどのくらい? ㎡を使わないのはなぜ?】
こんにちは! 柏倉建設の広報チームです。
家探しをされている方は「坪単価」に出会うと思います。最初は戸惑われると思いますが、そのうち「1坪=約3.3㎡」という換算の仕方に慣れていきますよね。でもなぜ約3.3㎡という中途半端な「坪」をいまだに使っているのでしょうか。
坪だけでなく、尺(しゃく)や間(けん)といった単位は日本に古来から伝わるもので、「尺貫法」と呼ばれています。ちなみに貫(かん)というのは、重さの単位です。
日本政府は尺貫法をやめて「メートル法」を基準としましたが、大工さんをはじめ建築に携わる人たちは、長年慣れ親しんできた尺貫法が便利だったとのこと。そうした人たちが好んで尺貫法を使い続けたことから、いまでも一般的に使われているようです。
ちなみに1坪は畳「2帖」分であるほか、ブロック塀1個分は「1間」、道路の縁石などは「1尺」でつくられることが多く、こうしたところにも尺貫法が色濃く残っています。物差しやメジャーを持っていないときでも、ブロック塀や縁石を数えればおおよその長さを割り出すことが可能です。
㎡のほうがわかりやすいと思いつつ、「1坪≒3.3㎡」という換算の仕方と、いまだに坪が使われる由来がわかればいままでより親しみやすくなるのではないでしょうか。