【家族の自然なコミュニケーションを育む住まい】
Data
- 所在地
- 川崎市中原区
- 構造
- 木造在来工法3階建
- 家族構成
- M様・4人家族
- 延床面積
- 114.76㎡(34.71坪)
- 敷地面積
- 73.84㎡(22.34坪)
M様邸では、LDKを2階に設けました。階段を上がるとすぐにリビングという間取りは、仲がよいご家族ならではといえるでしょう。3階に続く階段もリビングを通るようになっているのですが、こうした造りを「リビングイン階段」といい、コミュニケーションの促進に役立ちます。
絵画好きの奥さまから、「家族が集う場所は、絵を飾って華やかにしたいです」とのご要望があったため、ピクチャーレールを設置しました。早速、さわやかな海の油絵を飾ってらっしゃいました。
リビング横のキッチンには、「自動昇降型の吊り戸棚」を採用しました。普段は天井に戸棚を隠せるので空間をすっきりとさせられ、使いたいときはボタンを押せば自動で降りてきます。天井に背が届かなくてもラクに取り出せるこの戸棚も、奥さまのご希望によるものです。
3階に続く階段を昇り切ったところには、ご主人の書斎を設けました。画像では少しわかりづらいですが、扉を開けた正面には仕事机があり、読書やリモートワークなどさまざまに活用することができます。
書物の数が多いからと、プランニング当初から造りつけの本棚をご要望されていたため、書斎とご夫婦の寝室それぞれに設置しました。床と壁にがっちり固定されていますので、地震のときも倒れる心配がなく安心です。
書斎の左右のスペースには、お子さん二人のお部屋を配置しました。お子さんはお父様の書斎を通って自分の部屋に入ることになるため、ここでもコミュニケーションが自然と生まれます。
1階はビルトインの駐車スペースや、お風呂などの水廻りをメインとしました。これによって駐車スペースに屋根を確保できただけでなく、居住空間の陽当たりを確保しやすいといったメリットが得られています。
M様がセレクトされた外壁材は、グレーとベージュ。穏やかな色合いが、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。さらに、屋根としてせり出した「軒」(のき)の裏側には木目調の素材を採用しました。こうすることでアクセントが生まれ、かつ印象が柔らかくなります。