かしわくらスタッフブログ
2018/12/04
地盤調査の方法って?~新人営業の勉強日誌~
先日の勉強日誌では地盤改良の方法についてまとめました。
今回は地盤調査の方法についてまとめてみたいと思います!
地盤改良の必要性を判断する地盤調査。
そのやり方にはいくつか種類があります。そのなかでも多く使われるものを記載したいと思います。
スウェーデン式サウンディング試験
SS式試験と表記されることもあります。
スウェーデン国有鉄道の土質委員会が1917年に採用した方式で、戸建住宅の地盤調査の多くはこの方式で調査されています。
先端がドリルのようになった金属の棒を一定の荷重をかけながら地面に挿していき、止まったら先端を回転させながら挿しこみ、既定の位置まで挿しこんだ際の回転数や必要荷重で地盤の状態をチェックします。
狭い場所でも調査でき、素早くコストもあまりかからないのがメリットです。
表面波探査
地面に人工的な微弱な地震を発生させ、その揺れの伝わり方を機械で計測することで地盤の固さなどを測ります。
振動を用いるので地盤状態などに左右されないのがメリットです。
平板載荷試験
地盤に載荷板を敷き、その上に重機などで荷重をかけることで地盤の沈下量や地盤状態を確認します。
直接地盤に重量をかけるので信頼性が高いですが、比較的広い場所が必要になります。
ボーリング試験
規定の高度からおもりを落として30cm沈ませるまでにかかった回数や先端のサンプラーで採取した土質を見ながら地盤の状態を判断します。
正確なデータが出るので高層ビルなどの重量のある建物を建てるときに用いることが多いです。
その分大規模でコストもかかるので戸建住宅ではあまり用いられません。
弊社ではジャパンホームシールド株式会社が行っているSDS(スクリュードライバー)試験といわれるスウェーデン式サウンディング試験を発展させたもので地盤調査を行っております。
とても大切だけど実際どうなっているか目視ではわからない地盤。
それを見る方法はいろいろあることがわかりました。
以上、地盤調査に関する勉強日誌でした。