かしわくらスタッフブログ
2018/11/06
地鎮祭って何をするの?~新人営業の勉強日誌~
本日は先輩社員に同行し、お客様の地鎮祭に参加しました。
地鎮祭・・・。名前は聞いたことがありますが、どんなことをするのかはあまり詳しく知らなかったので、今日の地鎮祭はいろいろと勉強になりました。
今回はそんな地鎮祭について学んだことをまとめてみようと思います!
地鎮祭は建築工事を行う際に行う、その土地の神様を鎮め、土地利用を許してもらったり、建築の際の安全を祈願する儀式です。
地鎮祭の際は事前準備として土地に4本の青竹(または八角形の白木)で四方を囲み、結界を作った後、結界内に祭壇を設けます。
祭壇には神様へのお供え物として、お米や塩、果物、野菜、乾物、お酒やお水をお供えします。
中心には神様の依り代となる真榊(まさかき)を立てます。
地鎮祭の流れとしては
1、修祓(しゅばつ。開式のあと、参列者やお供え物を清める)
2、降神(こうしん。依り代たる真榊に神様をお呼びする。)
3、献饌(けんせん。神様にお供え物を食していただく。水とお酒のふたを開ける。)
4、祝詞奏上(のりとそうじょう。その土地に建物を建てることを告げ、以後の工事の安全と建物の無事長久を祈る祝詞を奏上する。)
5、四方祓(しほうばらい。土地の四すみをお払いし、清める)
6、地鎮(じちん。斎鎌(いみかま)を使った刈初(かりそめ)、斎鋤(いみすき)を使った穿初(うがちぞめ)、斎鍬(いみくわ)を使った鍬入(くわいれ)等が行われる。鍬入の儀とも。設計が刈初、お施主様が鍬入、施工会社が穿初をすることが一般的に多い。)
7、玉串拝礼(たまぐしはいれい。神前に玉串を奉り拝礼する。玉串は根元を自分側に向ける形で持ち、奉納する際は玉串を時計回りに回し、根元を祭壇に向けて奉納する。奉納後は二礼・二拍手・一礼をする)
8、撤饌(てっせん。お酒と水のふたを閉める)
9、昇神(しょうしん。依り代に降りてきていただいた神様をもとの座にお戻りいただく。このあと閉会する。)
10、神酒拝戴(おみきはいたい。土器(かわらけ)の杯にお神酒を注ぎ、神職の合図で乾杯を行う。飲めない場合は口をつけた後土地にかける)
という順番で行うそうです。
日本書紀に記載がある地鎮祭。とても由緒あるものなのだと思いました。
最近は地鎮祭を行わないという人も多いそうですが、せっかくの機会なので神様に安全祈願するのもいいのかな、と個人的には感じたこの日でした。